2008/03/31

病院の裏口

3月22日土曜日。

母親からの急を告げる電話で、クルマで病院に駆けつけた。父親が入院してた病室は病棟の5階で、エレベータを下りたら目の前にある談話室みたいなところの椅子に母親がポツンと座ってた。

「どうなったんだ?」

って聞いたら

「もうお父さん死んじゃったよ。」

って。電話では要領を得なかったけれど、電話してきたときにはもう亡くなってたっぽい。やっぱり動転してたんでしょうね。

土曜日ということもあって、父親の担当医 (女医さんだった) は非番?だったのかな?心停止から40分くらい経ってから駆けつけてきた。一応瞳孔とか見て、そこで正式に臨終を告げられる。

看護師さんによれば遺体の処置に30分くらいかかるということで、その間に搬送の手配。互助会とかに入ってると楽なんだろうけど、そういうのには入ってなかったし、1年ちょい前に実家の向かいの家で不幸があった時 (この記事 参照) に頼んだという葬儀屋さんに頼むことにして、電話番号を聞いて連絡を取る。

これ、後から思うと、葬儀屋とか全然知らないと途方に暮れたんじゃないかな…。もちろん病院でも葬儀屋を紹介してくれるけど、評判がいい葬儀屋さん情報を仕入れておくのはいざという時に大切ですよ。ホント。

処置が終わって、看護師さんに 「1階のエレベータホールで待っててください。」 って言われる。言われた通りに待ってたら、普段は開かないような 「え?ここって防火扉じゃなかったの?」 ってな扉のところから手招きされてついていくと、ベッドが2つほど置けるくらいの広さの霊安室へ。

父親の遺体もちゃんとそこに移動されてた。一般の入院患者さんとかお見舞い客とかの目には全く触れることがないエレベータがあるんですね。ま、当たり前と言えば当たり前なんだろうけど、病院関係者じゃなきゃ知らないことだと思う。

で、霊安室で担当医に

「本来ならお坊さんにお経を上げてもらった後じゃないとお線香は上げられないんだけれど (←恥ずかしながらこれも初めて知りました…) 、私たちはここでお別れになるのでお線香あげてもいいですか?」

って聞かれて、もちろんオッケーする。その時にはもう葬儀屋さんが到着してた。

その後病院のベッドから葬儀屋が持ってきたストレッチャーに遺体を移して、病院の裏口から遺体を搬出、葬儀屋のクルマに乗せて自宅に向けて出発。葬儀屋のクルマが見えなくなるまで担当医と看護師さんが深々と頭を下げていました。

病院に勤めていたら患者さんの 『死』 は日常茶飯事なんだろうけど、こうやってひとりひとりを丁寧に見送ってるとは思わなかったです。ちょい感動しました。

Posted at 01:33:34 | Weblog | コメント:3 | トラックバック:1

コメント一覧

そうだったんですね…
今日は朝からいろいろな思いが重なったこともあって、つい先ほどまで投げやりな気分になっていましたi-230。でも、この記事読んで、そのリアルに伝わってくる状況を目の当たりにして、自分がなんて些細なことでくよくよしているんだろう…って反省…i-282 

先日たまたま読んだエンゼルケアの記事を読んだこともあり、大変な日を過ごされたのだろうと思いました。私が国宝の阿弥陀如来を見ていた頃だったのかしら…。

でもこうやって誠実な対応をしていただけて、本当に良かったですねi-228

2008/03/31 21:21:32 | URL | ゆき [ 編集 ]

喪明けるまもなく、、、
多忙な日々に復帰されたのですね。

自分は本当に幸いかどうか?ですが、実父の最期を看取りました。

その時の様子は、今でもありありと思い浮かべることができます。まるでドラマでよく見てたそのまんまの光景。

ムダな抵抗の心臓電気ショック。計器類0。脈みる。まぶたの裏ひっくり返してみる。
その後担当医のお約束のひと言ーご臨終です。午前4時46分です。と深々と一礼。

看取るのに一足遅れた父の実姉が病院中響き渡る声で号泣。

自分と弟と母はさんざん泣きつくしているので、病室の外の待合室で無言。

亡くなった瞬間、父は直接看取れなかった兄弟・親族の元に挨拶しにきたそうです。

どんな挨拶だったかは、じぇふさんなら、もう体験済みかと推察します。
ボビさんも体験してしまったようですね。

こんな長文、不謹慎ですみません。
自身のその時の心境が重なるものですから。

どうかご自愛くださいね。

2008/04/01 00:36:38 | URL | sakura [ 編集 ]


ゆきさん
文章書くのがそんなにうまくないので、リアルに伝えられてるかどうかは疑問ですけど…。あとで自分のブログを読み返した時にその時を思い出せたらいいな、って感じで書いてます。この調子で書いてくと、長いシリーズになっちゃいそうだ…。もうちょい加速しないとねv-216

sakuraさん
ドラマみたいなお話、ありがとうございます。うちの場合はみんなそれなりの覚悟ができていたせいか、『号泣』 はなかったですね…。自分もいたって冷静だったし。
薄情かもしれませんが 『父親が他界した』 という事実よりも、『他界した父親を心の底から悲しんでくれている人を見た』 時に、泣きそうになりましたv-395

残念ながら 『挨拶』 は体験しませんでしたよ。てか父親、もう誰に挨拶に行けばいいのかもわからなかったんじゃないのかなv-389 そんな気がする。

2008/04/01 01:55:37 | URL | じぇふ [ 編集 ]

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